第13回:クサナギというのは草薙のこと

前回までのあらすじ:静岡市駿河区と清水区の境界にある丘陵地帯、通称日本平。このエリアにノットのマークを付けるべく、静岡駅から草薙駅まで輪行をしたのであった。
「ノットって何?」という方はこちらへどうぞ→ ノットとは何か?:『ゴルディアスの結び目』の遊び方)。

静岡駅からわずか二駅、あっという間に草薙駅に到着しました。早速ブロンプトンを巡航モードに変形。
ところでこの草薙という駅名、地名。「もしかしてあの草薙?」と思った方もいるのでは無いでしょうか?
その通り。「あの」草薙です。
寄り道をすることになりますが、草薙という地名の由来となった場所に、ちょっと行ってみる事にしましょうか。近くにはノットもある様ですし。

住宅街の中にあるノットの座標にポチっとマークをつけたら、どんどん南に向かって進みます。
日差しがきついです。日焼け止めくらい塗ってくるべきでした。

そして草薙神社に到着。木陰が実に心地よい。
そして、この鳥居の脇に雄々しく立つのは…

英雄ヤマトタケルです。
ヤマトタケルといえばクサナギの剣。草薙ってのは、あのクサナギのことだったんですね。
まさか草薙と聞いて公安9課にゆかりがある土地だと思った人はいないと思いますが…

草薙神社の境内には、場違いとも感じられる物体が展示されていました。
ロケットの内部構造の展示、です。
案内板を読むと、戦国時代の「のろし」に起源を持つ「草薙大龍勢」というものなのだそうです。毎年、秋祭りには実際に打ち上げが行われているということなので、一度見てみたいものですな。

上の写真は、坂の上から見下ろして撮影したものなのですが、おわかりいただけるでしょうか?
冒頭、「ちょっと行ってみる」なんて書きましたが、この場所はそんな気軽に来られる場所ではありません。ここだって既に日本平の一部。かなりの勾配を、ヒーコラ言いながら登ってきたのです。もちろん、M6Lのギアは一番軽いギア。正直言って、途中で引き返そうかと思いました。ほとんど涙目。
さて、ここまでは本来の予定には無かった寄り道に過ぎないわけです。寄り道だけで既に体力の大半を消費してしまった気がしないでもありませんが、いよいよ本来の目的地へと向かう事にしましょう。気温が高いので、水分補給をわすれず
あ、ちょっと待ってください。
誰からだろう?
はい。
はい、あー、どうも、お世話になってます-。
はい、はい?はあ…はい、はいわかりました。すぐ行きますので。
はーい、どうもありがとうございましたー。しつれいしまーす。
えーと、娘が体調を崩したとかで、ちょっと迎えに行ってきますわ。
というわけで今回はここで一旦中断とさせてください。
ではこれにて(えええええっ?!)