第8回:スイッチを入れない・中編

第7回でノットに到達した後の出来事をここに記します。
「ノットって何?」という方はこちらへどうぞ→ ノットとは何か?:『ゴルディアスの結び目』の遊び方)。

ノットの付近には、いかにも神様が住んでいそうな立派な木がありました。
ちょっと寄ってみましょう。目の前ですので、特に地図を見る必要もありますまい…

…なんて思ったのが大間違い。あの大木にたどり着けそうな道がまったく見当たらず、あたりをぐるぐると走り回ってしまいました。結局地図は最後まで使わずに、住宅地の中に隠された入り口を発見できたのですが…こりゃ簡単には見つからんですわ。
神明宮。やはりあの木は神様の木だったんですね。

民家と民家に挟まれた「秘密の道」の奥に鳥居が見えます。こういうシチュエーション、たまりませんな。

ここはとても小さな神社でしたが、神様がちゃんと生きていらっしゃる雰囲気がありました。多分、地元の町内会で集会場として使っているんじゃないでしょうかね?

やっぱりね。
「たのしいゲーム大会会場」、というくらいですから、楽しいんでしょう。いいな!
お花も綺麗に供えてあります。

しかし境内にあったこの巨大テントウムシは一体…
ちょっと怖いですw

それではそろそろおいとまいたしましょう。
が、その前に地図を確認。

線路沿いの道が、安倍川駅までずっと続いているようなので、このまま走っていくことにしたいと思います。

いつの間にか東海道本線が新幹線とクロスして位置を入れ替え、高架から地上へと降りてきていました。

あっという間に安倍川駅。
ここまでの行程は…あんまり面白くもありませんでしたw
そこで…

地図をもう一度チェック。
安倍川駅まで来てしまうと、次のノットまであと一息です。
せっかくですからこのノットもほどいてしまいましょう。

途中で川を渡ります。橋の上から見た東海道本線。奥に見えるのが新幹線です。
このとき、N700Aが走っているのを初めて見ました。
N700A。これって、N700系Aみたいに呼ぶのでしょうか?それともN700A系なんでしょうか?エヌナナヒャクエーケー。なんとなく言いづらいです。

そのまま線路沿いにずんずん走っていくと、またもや神様が住んでいそうな巨木を発見。
近づいて見るとやはり神社。よく手入れされていて、境内では子供達が遊んでいました。良い木陰、良い木漏れ日です。
この辺りはモモの栽培が盛んな様で、神社の敷地の隣もモモ畑となっていました。神社を挟んでモモ畑の反対側は、大きな公園となっています。地図を確認すると…

北から南下して来ていたのですから、いつの間にかノットを通り過ぎていた、ということの様です。
少し逆戻りする感じで公園のあちらがわに向かいます。
このノットは…

モモ畑の中にあるノットでした。モモノット。
この地域のモモは、知人に勧められて食したことがあるのですが、マジでうまかったです。
収穫できるのはもうちょっと先でしょうか。
(続く)
2013年10月09日 Posted by lessThan5percent at 16:06 │Comments(0)
第7回:スイッチを入れない・前編

車に乗ると性格が変わる。
良く聞く話ですよね。
同じ事が自転車にも当てはまる様で、私の友人はそれを
「自転車に乗るとスイッチが入る」
と表現しています。
実は私がまさにその、自転車に乗るとスイッチが入ってしまうタチでして、サドルに跨がると少々荒っぽい心理状態になりがちなのです。スピードを出して少々危険な運転をしてまうようなこともしばしば。良い事ではありませんね。
今回のノット巡りのテーマは、自転車に乗っても「スイッチを入れない」事としたいと思います。先のゴールデンウィークには、Stridaに跨がって小江戸川越のノットを巡ってきましたが、そのとき右膝に受けたダメージがいまだに完治していないのです。それで、できるだけ「スイッチ」を入れず、無理なく走ってみたいと思ったのです。
【初めての方へ】この遊びの概要は、こちらで解説しています(ノットとは何か?:『ゴルディアスの結び目』の遊び方)。

出発前のプランニングです。
静岡駅周辺のノットは、だいたいこんな感じでほどけてきました。ちょうど漢字の凸の字のような形になっています。凸の中に空いている穴は以前のタケノコポイントなのでどうにもならないのですが、左下(南西)の角が欠けているのが気になります。今回はここを目的地にしましょう。このノットは静岡駅から見ると安倍川の対岸にありますから、まずは西に向かい、安倍川を渡る必要があります。

静岡駅からは、しばらく東海道本線(と新幹線)に沿って走っていくことになります。スイッチが入っている状態なら迷わず車道を走りますが、今日は自歩道をゆっくり走っていきます。この辺りの歩道は普通自転車通行指定部分が広くとってあるので走りやすいです。

このスロープを登って安倍川を渡河します。気合いを入れていきましょう。

スロープを登りきりました。駿河大橋です。実際にはこのスロープは大してきつくもなくて、6速ブロンプトンでなくとも楽に登れると思います(スイッチ入って無くてもね)。
ちょうど700系新幹線が通過していくところでした。

駿河大橋の中央付近から北を見たところ。安倍川の上流方向を見ている事になります。良い天気ですね。つりをしている人の姿もちらほらと見かけました。もう少し右膝の痛みが薄れてきたら、安倍川を北上しながらノットを攻めていきたいと思っています。

橋の終点が見えてきました。ここから、線路の反対側(南側)に行くことになります。左側に階段があるので、そこを降りていきましょう。

スロープ付き階段はありがたいですね。Off yer bikeのキャリングハンドルを使うまでもなく、普通に押し歩きで降りられました。階段を下りたら右に(線路方向に)向かいます。

あの高架橋の下をくぐっていくことになります。ここは高架橋が2重になっていて、手前が東海道本線、奥が新幹線です。

二つの高架橋に挟まれた隙間の部分が花壇になっていました。前後が高架橋下の暗闇で挟まれているので、秘密の花園といった雰囲気です。前方の高架橋をくぐったら右へ向かいます。

ここを線路沿いにまっすぐ進んでいくことになるのですが、ちょっと地図を確認してみましょうか。

線路沿いの細い道路を走っていけば、目的のノットにたどり着けそうです。このアップル純正の地図ですが、もうちょっと線路を線路らしく表現してくれるとありがたいんですけどね…

ノットに到達しました。
集合住宅の駐車場の中でした。
これにてめでたく…

凸の字が完成したことになります(穴が一カ所空いてますが)。