第5回:落ち穂拾い

静岡駅の近くにあるノットを一つ取りこぼしていたので、帰宅途中にちょっと迂回してクリアしておきました。座標は(+34.96667, +138.38333)。
【初めての方へ】この遊びの概要は、こちらで解説しています(ノットとは何か?:『ゴルディアスの結び目』の遊び方)。
多くのノットがごく普通の場所にある中、これは輪を掛けて普通の場所にあります。普通の住宅街の中の普通の道の上。
ただし、座標が道のど真ん中にあたる、という点では特殊なノットなのかもしれません。
私有地の中にあるようなノットだと、ゼロ距離の地点には行きづらいのですが、ここでは堂々とゼロ距離地点に自分の足で立つことができます。
でも、そのことを除けば本当に普通のノット。
無理して一つ付け加えるとすると、このノットの近くには、『if 異風』というとても小さな洋風お総菜屋さんがあります。ここで買えるお総菜、うまいんですよ~。
2013年10月07日 Posted by lessThan5percent at 23:08 │Comments(0)
第4回:麻機遊水池での遭遇
はじめに:この遊びの概要は、こちらで解説しています(ノットとは何か?:『ゴルディアスの結び目』の遊び方)。

東静岡駅の北側には、かつて実物大のRX-78-2ガンダムがありました。
今回の出発点となったノット (+34.98333, +138.41667) は、ガンダムが駐機されていた場所とは線路を挟んで反対側の地点にあります。
アプリを立ち上げた時点で、すでに半径50 m有効円の内側にいたようです。

「自転車」という大きなカンバンが見えますが、このノットは、バイシクルわたなべという大きな自転車屋さんのすぐそばに位置しています。店の外から覗いてみると、精悍な雰囲気のBD-1が何台か見えましたが、Bromptonの姿はありませんでした。

今度はこの陸橋を渡って、線路の北側のエリアに移動します。
結構急な坂道です。私のブロンプトンが六段変速で良かった!

陸橋の上から見た風景です。ちょうどN700系新幹線を見ることができました。撮り鉄さんの姿も見ることができました。良い写真が撮れたでしょうか?
この場所で後ろを振り向くと、空気の澄んだ日には富士山が綺麗に見えます。しかしこの日は「空気の澄んだ日」ではありませんでした。残念。

次なるノット (+35.00000, +138.41667) は、巴川という小さな川のほとりにありました。この写真を撮影したのは、その巴川にかかる小さな橋、「巴川大橋」です。小さな橋ですが名前は大橋。そういうネーミングは嫌いじゃありません。
では巴川に沿って走っていくことにしましょう。北西に向かっていくことになります。

川に沿って走っていくと、こんな場所に出ます。
ここは、地元のバードウォッチャーには有名な鳥見スポット、麻機遊水池の東端にあたる場所です。

ここにあるノット (+35.01667, +138.40000) は、どうやらこの藪を超えた向こう。おそらくは足元がグズグズの湿地帯の中の様です。

しかしGoogle Mapで見ると、小さな道があるようだったので、そこを走っていくと…

藪に入っていくこと無く半径50 m有効円を捉える事ができました。
この近辺では、運の良い人はキジに出会うことができます。
そして今回、私はその「運の良い人」でした。

突然、キジの鳴き声が大きく響きました。鳴き声のした方を見ると、いるじゃないですか、キジが。手持ちのコンデジを最大ズームにして、慌ててシャッターを切った写真です。かろうじてキジが写っているのがおわかりいただけるでしょうか?ああ、ちゃんとした撮影機材を持っていれば…

麻機遊水池の東端からスタートして、ここまで西に向かって移動してきたことになります。沼地を抜けると、突如としてこんな大病院が建ち並ぶエリアがあります。しかし、麻機沼はこれで終わりではありません。更に西側にも遊水池が広がっているのです。

近代的建築物の風景はすぐに途切れ、再び沼地です。あたりはツバメがたくさん飛んでいました。

このエリアでは、水場の上にこういった遊歩道が作られています。この道がちょっとした迷路の様になっていて、なんとなくワクワクしてくる場所です。夏にここに来れば、たくさんの水棲生物の姿を観察することができるでしょう。綺麗なイトトンボにも会えるかもしれません。

水草の水上葉の群生が綺麗でした。パロットフェザーでしょうか?

さて、次なるノット (+35.01667, +138.38333) は、どうやら前方の山の上にある模様。ちょっとヘコみますが、それほどたくさん登る必要はなさそうです。

こんな感じの細い道を上がっていきます。正直に言うと、このときはBromptonから降りて押し歩きしています。

この辺りは山の斜面でミカンを栽培している様です。ノットもミカン畑の中にあるようですが、半径50 m有効円が、かろうじて農道にはみ出ています。この農道の曲がり角を目指せば良さそうです。

だんだん息が荒くなってきますが、こういう綺麗な花を見ると疲れを忘れます。

ここ!ここが目指す曲がり角です。GPSの信号が不安定で、なかなか半径50 m有効円を捉えられなかったのですが、iPhoneを持つ手を思いっきり大きく伸ばしたりしながら、なんとかここのノットをクリアーです。

先ほどまでいた沼地のエリアが遠くに見えます。良い眺めでした。

ほどけたノットが少しずつ増えてきました。しかしまだまだたくさんのノットが残っています。
2013年10月07日 Posted by lessThan5percent at 13:56 │Comments(0)
第3回:タケノコのおいしい食べ方を語る
はじめに:この遊びの概要は、こちらで解説しています(ノットとは何か?:『ゴルディアスの結び目』の遊び方)。















静岡市には、沖縄物産の店「わしたショップ」があります。今日はここに立ち寄って、タコライスの元とルートビアを買いました。ここからほど近い場所にあるノット (+34.98333, +138.40000)が今回の目的地です。

地図で見ると、ノットの周りには何もありません。スカスカです。
このスカスカ状態はどういうことかと思ったのですが、地図を航空写真に切り替えてみたところ、その答えが分かりました。

山の中にあるノットだったのですね。
静岡市にはこういう小さな山がいくつかあるのですが、このノットはそんな低山の上にあるようです。
山というよりは丘といった方が合っているような場所ですから、登ろうと思えば登るのはそんなに大変ではないでしょう。しかし、果たしてノットのある場所に近づけるものかどうか?近づいても良いような場所なのかどうか?

Apple社の地図ではなく、Google Mapで同じ場所を見てみました。
どうやら山(丘)の上はスカスカではなく、ちゃんと道があるようです。ふもとにある清水山公園というところから登って行けそうです。

その清水山公園にBromptonを駐輪し、徒歩でノットを目指します。崖をよじ登ったりする必要はありません。歩きやすい散策道が整備されていました。

ここは谷津山というのでしょうかね?それとも、この先にある谷津山に至るハイキングコースという意味でしょうか?結構人の行き来があって、散歩している人やジョギングしている人と何度もすれ違いました。てくてく歩いて行くと、ノットまでの距離がどんどん短くなっていきます。このまま道沿いに歩いていったらノットに楽々到達、なんていう拍子抜けの結果になってくれればいいのですが…

山頂はもうすぐ
ガンバレ!

山の上は竹林になっていました。
ハイキングコースの途中で、伸びすぎたタケノコを切っている方がいて、お話を伺うと、通行の障害物になってしまう前に切ってしまっているのだとか。
しばらく、その方とおいしいタケノコの食べ方談義をさせていただきました。私のイチオシは唐揚げです。

ノットに最接近した時の写真です。距離は約90 m。このツツジの向こう側にノットがあります。
こんな書き方をしていることから、なんとなくおわかりだと思いますが、結局の所、このノットの半径50 m有効円の中に入ることはできませんでした。ちゃんと道ができているので、近づこうと思えば近づけるのですが、どうみてもそこは私有地です。このノットをほどくことはあきらめることにしました。無茶をやってタケノコ泥棒と誤解されても困ります。

今回の例のように、ノットの中には無理をして接近すべきで無いものも多数存在しています。
プレイヤーの皆さんは、是非とも良識をわきまえた上でこの遊びを楽しんでいただきたいとおもいます。

山頂付近のベンチに座って、わしたショップで買ってきた「ぬちぐすい」、ルートビアを、いただきました。至福です。

来た道を戻っていくと、おいしそうなタケノコがごろんと転がっているのに気づきました。近くの竹藪の中から、先ほどお話をした方の声が聞こえてきます。「よかったら持って行って!」もちろん、ありがたく頂戴しました。

ふもとの公園に戻ると、Bromptonがちゃんとお座りして待っていました。
ところで、私のM6Lにはキャリアがついていません。今回はフロントバッグも装着してきませんでした。つまりとても困った状態だということになります。

このでっかいタケノコ、どうやって持って帰りましょう?
2013年10月07日 Posted by lessThan5percent at 00:31 │Comments(0)
第2回:ツインスター
はじめに:この遊びの概要は、こちらで解説しています(ノットとは何か?:『ゴルディアスの結び目』の遊び方)。

静岡駅から海に向かって南下していくと、穏やかな住宅地が広がっています。
今回は、そんな地域に存在するミニレクトの四隅を回ってきました。このミニレクトの真ん中辺りには、小学校の社会科の時間に習った登呂遺跡があり、今回はこの弥生人集落を出発地点としました。ここでは運が良ければ、貫頭衣を着た弥生人が、田んぼを耕していたり、火起こしをしているところを見ることができます。
ミニレクトの四隅にあるノットは、どれもごく普通の場所でした。しかし、最後に巡った(+34.96667, +138.41667)のノットは、一部の人にとっては「聖地」のすぐそばにある特別なノットと言えるでしょう。このノットからは、大きな二つの星印が見えます。ツインスター。田宮模型の本社があるのです。